工学部

授業科目名:
化学C
(英語名): CHEMISTRY C
(Introduction to Chemistry)
対象学年:
1年Aコース
開講学期:
後期(水 5〜6)
開講形態:
講義
担当教官: 船水 誠(FUNAMIZU Makoto)
単位数:
対象学科:物質工学科・ 電子情報工学科 区分:専門基礎科目・選択必修 500015B

授業概要

物質に関し高校の化学の学習なしでも理解できる内容を教科書によって 講義する。
物質の構造を量子化学の結論を基に説明、物質の状態については熱力学的な 考えに基づき、反応速度は衝突論に基づく説明をするが、代数式の変換は避けて 式の意味と現実の物質の関係が理解できるよう解説する。

授業計画

授業は以下の項目について1〜2回ずつにまとめて解説する。また話題になった 化合物を取り上げ紹介する。

1. はじめに   物質とは何か、1学期の講義予定と内容を紹介する。
2. 原子の構造  化学で必要な核外電子の配置を中心に解説する。
3. 元素の周期性 各族の代表的な性質と分類について。
4. 分子の構造  化学結合(イオン、共有、配位、金属結合とその特徴について。)
5. 分子の形   混成軌道による説明をする。
6. 物質の三態  気体、液体、固体の状態変化とエネルギーについて。
7. 物質の変化  反応速度を決める因子と平衡の成り立つ条件について。
8. 化学平衡   酸・塩基の定義と酸化・還元
9. おわりに   全体のまとめ

成績評価の方法

出席状況、レポート、期末試験等を総合して評価する。

テキスト

「物質とは何か(化学の基礎)」磯 直道他 東京教学社 ¥1800

参考書

講義中に随時紹介する。

履修にあたっての留意点

化学が不得意な人を対象とする。例えば前期に化学A、Bの単位を修得出来なかった人。

授業の目標・ねらい

化学の基本(高校+α)程度。

学生へのメッセージ等

最低の化学知識を短時間に受け取る覚悟が必要。

その他

出席は毎回各自に付けてもらう。

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