工学部

授業科目名:
確率統計学
(英語名): Probability and Statistics
対象学年:
3年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 林 成行 (HAYASHI Shigeyuki)
単位数:
対象学科:工学部全学科 区分:専門基礎科目・選択必修 選択 500040

授業概要

確率統計学で用いられる語句とその基礎概念、標本の整理法そして各種の確率分布 (ー様分布、2項分布、超幾何分布、正規分布等)の適合性や平均と分散の導出方法を 習得する。積率母関数や最尤推定法による平均と分散の計算法を学ぶ。 つぎに、母集団からの標本の無作為抽出、信頼区間の決定、仮説の検定、 統計法に由来する誤認、品質の管理や受け入れの際に発生する問題点について 多くの具体例を解き、理解を深める。

授業計画

第1週 数理統計学の本質と目的
第2週 標本の整理法
第3週 標本平均と標本分散
第4週 確率、順列と組み合わせ
第5週 離散分布、連続分布
第6週 分布の平均と分散
第7週 2項分布、ポアソン分布
第8週 超幾何分布、正規分布
第9週 無作為抽出、乱数
第10週 母数の推定、信頼区間
第11週 仮説の検定、決定
第12週 品質管理、受け入れ検査
第13週 適合度、カイ2乗検定
第14週 1対1の測定、直線のあてはめ
第15週 総括演習

成績評価の方法

筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。

テキスト

E.クライツィグ(田栗正章訳)、確率と統計、培風館、1,648円

参考書

守谷栄一、数理統計、日本理工出版会、2,700円
北川・稲葉、統計学通論、共立出版、1,750円

履修にあたっての留意点

確率統計の初歩的な知識をよく理解しておくこと。さらに、微分・積分の計算法を習得しておくことが必要である。

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