授業概要 |
確率統計学で用いられる語句とその基礎概念、標本の整理法そして各種の確率分布
(ー様分布、2項分布、超幾何分布、正規分布等)の適合性や平均と分散の導出方法を
習得する。積率母関数や最尤推定法による平均と分散の計算法を学ぶ。
つぎに、母集団からの標本の無作為抽出、信頼区間の決定、仮説の検定、
統計法に由来する誤認、品質の管理や受け入れの際に発生する問題点について
多くの具体例を解き、理解を深める。
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授業計画 |
第1週 数理統計学の本質と目的
第2週 標本の整理法
第3週 標本平均と標本分散
第4週 確率、順列と組み合わせ
第5週 離散分布、連続分布
第6週 分布の平均と分散
第7週 2項分布、ポアソン分布
第8週 超幾何分布、正規分布
第9週 無作為抽出、乱数
第10週 母数の推定、信頼区間
第11週 仮説の検定、決定
第12週 品質管理、受け入れ検査
第13週 適合度、カイ2乗検定
第14週 1対1の測定、直線のあてはめ
第15週 総括演習
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成績評価の方法 |
筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
E.クライツィグ(田栗正章訳)、確率と統計、培風館、1,648円
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参考書 |
守谷栄一、数理統計、日本理工出版会、2,700円
北川・稲葉、統計学通論、共立出版、1,750円
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履修にあたっての留意点 |
確率統計の初歩的な知識をよく理解しておくこと。さらに、微分・積分の計算法を習得しておくことが必要である。
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