授業概要 |
物理学の基礎である力学と運動法則,工学の基礎として重要な振動と波動および流体力学について概説する.
最初に,物理学の展開を概観し,ニュートン力学と現代物理学の見方を通して物理学の中で最も基本的な質点と剛体の力学と運動,ついで単振動や減衰振動など質点と連続体の振動と波動現象について,方程式とその解き方を解説する.
次に,流体力学を学ぶため,先ず必要なベクトルに関する数学的準備を行う.その後,流体の運動方程式,ベルヌーイの定理,粘性流体および希薄流体に関する説明をする.
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授業計画 |
第1--5週 物理学の展開,運動の法則,剛体の力学
第6--8週 単振動,連成振動
第9--11週 波動の性質,波動方程式
第12--13週 ベクトル,ガウス,ストークスの公式
第14--15週 流体,流体の運動方程式,ベルヌーイの定理,粘性,希薄気体
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成績評価の方法 |
筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
阿部龍蔵,川村清,新物理学ライブラリー1,物理学,サイエンス社,1750円
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参考書 |
松平升,大槻義彦,和田正信,物理学 I, 培風館,1648円
小出昭一郎,物理学(改訂版),裳華房,1800円
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履修にあたっての留意点 |
諸現象の物理的な意味を理解するように努めること.
物理的な概念や現象について自分なりのイメージ,解釈を考えながら学ぶようにすること.
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授業の目標・ねらい |
物理的概念や諸現象について自分なりのイメージを描き,解釈し,表現できること.
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