工学部

授業科目名:
物理学 II (物質)
(英語名): Physics II
対象学年:
2年Aコース
開講学期:
後期
開講形態:
講義
担当教官: 非常勤講師(後藤)
単位数:
対象学科:物質工学科 区分:専門基礎科目・選択必修 500055A

授業概要

 工学基礎の立場から、電磁気学の基本的な骨格を平易に解説する。
 始めに、静電気に関するクーロンの法則、ガウスの法則、静電ポテンシャル、誘電体等の基礎知識を解説する。
 次に、電流に関するオームの法則、キルヒホフの法則、電気伝導の電子論、電池の起電力について解説する。
 更に、磁場に関するアンペールの法則や電磁誘導に関するファラデーの法則、インダクタンスとLR、LC回路および磁性体について解説する。
 最後に、マックスウェル方程式を導き、それによって電磁波に関する諸性質を解説する。  使用する数学的計算の微分、偏微分、積分とベクトル解析学については、その物理的意味を見失う事の無い様に特に注意して解説する。

授業計画

第1ー5週
 クーロンの法則、電場、ガウスの法則、静電ポテンシャル、電気双極子
 コンデンサー、キャパシタンスの計算
 電束密度と電場のエネルギー
第6ー7週
 電気回路:オームの法則とキルヒホフの法則
 電池
第8ー15週
 磁場:磁束密度、ローレンツ力
 ビオ・サバールの法則
 アンペールの法則
 ファラデーの法則
 ガウスの法則
 マクスウェル方程式:積分形、微分形
 電磁波

成績評価の方法

筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。

テキスト

松平升 他、 教養理工 物理学 II、 培風館、 1751円

参考書

小出昭一郎、 物理学(改訂版)、 裳華房、 1957円
阿部龍蔵・川村清、 物理学、 サイエンス社、 1750円

履修にあたっての留意点

諸現象の物理学的な意味を理解するように努めること。

授業の目標・ねらい

物理学の基礎を学ぶことによって、工学部学生として必要な諸現象を正しく理解する力、新しいものを創造する力を身に付ける。

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