授業概要 |
工学基礎の立場から,身近な電流を基にして電磁気学の基本的な骨格と熱力学および量子力学の確立過程と物質の電子論を平易に解説する.
先ず,電流と電流の担い手,電気抵抗を論じ,次に,電流と磁場,電流に働く力,荷電粒子と静電場など場の考え方を解説する.
ついで,電磁誘導,インダクタンス,交流回路,振動する電磁場,および物質中の電磁場,誘電体,磁性体を解説する. .
最後に,熱力学の分子運動論,電子や光の波動性と粒子性に関する量子力学の確立過程と物質の電子論を平易に解説する.
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授業計画 |
第1--4週 電流,オームの法則,キルヒホッフの法則,電流と磁場
第5--8週 荷電粒子と静電場,電磁誘導,電磁場,交流回路
第9---10週 物質中の電磁場
第11--12週 熱力学の分子運動論
第13--15週 電子や光の粒子性と波動性,物質の電子論
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成績評価の方法 |
筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
阿部龍蔵,川村清,新物理学ライブラリー,物理学,サイエンス社,1750円
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参考書 |
松平升,大槻義彦,和田正信,物理学 I,II, 培風館,1648円,1751円
小出昭一郎,物理学(改訂版),裳華房,1800円
中山正敏,電磁気学,裳華房, 2000円
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履修にあたっての留意点 |
諸現象の物理的な意味を理解するように努めること.
物理的な概念や現象について自分なりのイメージ,解釈を考えながら学ぶようにすること.
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授業の目標・ねらい |
物理的概念や諸現象について自分なりのイメージを描き,解釈し,表現できること.
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