工学部

授業科目名:
物理学実験
(英語名): Physical Experiment
対象学年:
2年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
実験
担当教官: 森田 博昭(MORITA. H)、佐藤雄二(SATO. Y) 小池 邦博(KOIKE. K)、非常勤講師
単位数:
対象学科:工学部全学科 区分:専門基礎科目・必修 500065

授業概要

物理学を3分野に大別し、各分野において3つの簡単な実験テーマが決められている。また、実験できない重要な物理現象に関しては、パソコンによる思考実験を行う。
実験は毎週一回1テーマについて行い、全部で12個のテーマを実験する事になる。
毎回、実験は指導者が終了を確認した後に終わる。

授業計画

実験テーマは12個あり、以下のように大別される。
第1章・力学と熱力学(1、直線運動の力学。2、回転 運動。3、気体の内部エネルギーと仕事)。
第2章・光学と波動現象(1、質点系の振動。2、光の 干渉と回折。3、屈折、偏向)。
第3章・電磁気現象(1、オッシロスコープ。2、等電 位線。3、電磁誘導)。
第4章・パソコンによる物理実験(1、波動。2、ローレンツ力。3、ラザフォード散乱)。
実験は、2〜4人のグループに分かれて、毎回異なる1テーマを共同で行う。各章の3テーマの実験が終了した時点で、最も興味のあった1テーマについてレポートを提出し、また学期末には実験ノートを提出して、評価を受ける事になっている。

成績評価の方法

実験態度、レポートおよび実験ノートの結果を総合して評価する。

テキスト

工業物理学講座、物理学実験、工業物理学講座、700円、(1996)

参考書

履修にあたっての留意点

各テーマは3時間以内に完了出来るものばかりであるが、予習してこない学生や要領の悪い学生には、4時間以内に終了することも困難である。だから、今日は何の目的で、どの様な方法で実験するのか、必ず予習をしてくること。

授業の目標・ねらい

本実験の目的は、精密な機械を用い、細心の注意を払いながら、基本的かつ簡単な法則の確認実験を行う事によって、想像力や忍耐力や集中力及び実験技術などの、科学者として必要とされる実験態度を修練する事にある。

学生へのメッセージ等

実験は工学の基礎であるから、まじめにしかも楽しみながら履修して下さい。予習を忘れいように。

<<<特修物理学実験クラス>>>の開設
 このクラスは、上に記載した既定の実験テーマに満足せず、より高度な実験を希望する、限られた小人数の学生のために開くものです。このクラスでは、学生の創造性や人間性の育成を目的とし、自主性や時間的自由を最大限に尊重する代わりに、学生の責任と義務を強く求めています。予算や設備の関係で、応募者が多い場合は抽選となります。
 このクラスを希望する人は、実験が始まる前に担当者と相談して下さい。(森田・四釜)

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