工学部

授業科目名:
機械システム概論
(英語名): Elements of Mechanical Engineering
対象学年:
3年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義及び演習
担当教官: 武田 武信(TAKEDA Takenobu)
堀切川 一男(HOKKIRIGAWA Kazuo)
単位数:
対象学科:電子情報工学科 区分:専門基礎科目・電子工学コース・情報工学コース推奨 500085B

授業概要

機械システムを理解するのに必要となる基礎事項を学ぶ.

授業計画

第1週 機械工学とは,機械の材料と製造に関する基本,エネルギ変換に関する 基本,機械量の単位,材料の選択基準(化学的性質,物理的性質,経済性) 
第2週 機械的性質(強さ,延性,剛性),荷重の種類,荷重の性質,引張試験 と応力-ひずみ曲線(ヤング率,降伏応力,引張強さ,伸び,絞り)
第3週 かたさ試験(ブリネルかたさ,ビッカースかたさ,ロックウエルかたさ) ,衝撃試験(シャルピー,アイゾット),疲れ試験,クリープ試験
第4週 材料の分類,普通鋼(低・中・高炭素鋼),合金鋼(強じん鋼,工具鋼, 耐熱鋼,ステンレス鋼),鋳鉄(ねずみ鋳鉄,白鋳鉄,球状黒鉛鋳鉄),CuとCu合金, AlとAl合金
第5週 鋼の熱処理,平衡状態図,焼なまし,焼ならし,焼入れ,焼もどし, 組織の変化
第6週 フックの法則,衝撃引張り,熱応力,許容応力と安全率,平面応力, 内圧を受ける薄肉円筒
第7週 はりの強さ,力のつり合いとモーメントのつり合い,片持ちはり・ 単純支持はり,集中荷重・等分布荷重,曲げモーメント図・せん断力図, はりのたわみ
第8--10週 機械システム工学の概要(機械システムはどのような特徴と役割を有 しているか,機械システム工学はどのような専門分野から構成されているか)
第11--13週 機械システムの設計の基本概念(機械はどのような要素から構成されるか, 各要素はどのように設計されるか,機械システムはどのように構成・設計されるか)
第13--15週 機械システム工学の現状(最近の機械システム工学に関する話題を中心に)

成績評価の方法

筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。

テキスト

(著者)米津栄、稲崎一郎  (書名)機械工学概説  (出版社)森北出版  (価格)1,957円

参考書

なし

履修にあたっての留意点

担当教官によって講義内容が多少異なる場合もある.

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