授業科目名：

対象学年：

開講学期：

開講形態：

　現在の情報化時代においてエレクトロニクスのもつ役割は非常に大きい。 学科のいかんを問わず工学者としてその基礎知識を修得することは必須である。
　本講義はエレクトロニクスの基盤となる電磁気の概念から電子デバイスの誕生 そして電子回路の働きへの流れを易しく体系的に学ぶ。
　すなわち電気の発見からの歴史的流れを踏まえながら、電界と磁界の結び付き、 回路素子の役割そして時間の世界、周波数の世界から見た電気の振る舞い、デバイス の働きから回路の機能というように多面的、体系的にエレクトロニクスの概要を 学ぶ。

第１週　　　　　　電気をつかまえる
第２週　　　　　　電位と電流、オームの法則
第３週　　　　　　電気は波
第４週　　　　　　電界と磁界、電磁波
第５、６週　　　　過渡現象
第７週　　　　　　交流(回路素子の働き)
第８週　　　　　　交流(位相)
第９週　　　　　　電子の振る舞い
第１０、１１週　　ダイオードとトランジスタ
第１２週　　　　　増幅
第１３週　　　　　電子回路
第１４週　　　　　ディジタルの世界
第１５週　　　　　総括

　小テストを数多く行い、期末筆記試験の結果と総合し成績を決める。

　樋渡　涓二、エレクトロニクス入門、コロナ社

　都築　泰雄、土肥　康孝、エレクトロニクス通論、コロナ社
　西巻　正太、電気学、北森出版

　電気は難しいとか、公式を覚えなくちゃならないというイメージをなくし、 できるだけ系統的なつながりのあるものとしてとらえていきたい。
　問題を扱うとき、ある一面だけでなくいろいろな視点、観点から見る 必要があることを学ぶ。