授業概要 |
統計学の基礎概念を明確に説明することに重点をおき、具体的例題を多く取り入れな
がら数学的な裏付けに留意し、統計概念が体得できるように講義する。内容は、資料の
整理、確率、確率分布、標本分布、推定、検定について講義する。
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授業計画 |
第 1週 講義及び演習形態の説明、確率統計学の概要説明
第 2週−第 3週 統計資料の処理と特徴(度数分布表、度数分布図、代表値、散布度、
相関係数、
相関表、回帰直線)
第 4週−第 5週 確 率(確率の定義、事象の概念と計算、組み合わせ論による確率計
算、確率に
関する基礎定理、ベイズの定理、確率の経験的意味)
第 6週−第 8週 確率分布 (二項分布、ポアソン分布、1次元及び多次元離散型確率
分布、
一様分布、正規分布、連続型確率分布)
第 9週−第10週 標本分布(無作為抽出、標本分布、カイ2乗分布、F分布、t分布)
第11週−第12週 推定(推定の基礎、点推定、区間推定)
第13週−第14週 検定(統計的仮説検定、適合度検定、平均値及び分散の検定)
第15週 総括テスト
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成績評価の方法 |
中間試験、期末試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
北川 敏男・稲葉 三男、統計学通論、共立出版、1803円
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参考書 |
石井博昭・塩出省吾・新森修一、確率統計の数理、裳華房、2163円
和田秀三、基礎演習「確率統計」、サイエンス社、1751円
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履修にあたっての留意点 |
本講義内容を十分理解してもらうことによって応用力が身に付くものと考えられる。
講義内容の理解を深めるために、講義時間の1部を割いて毎週講義内容に関する演習を
行う。したがって、講義のはじめから最後までしっかり聴講しておく必要がある。電卓
を携帯すること。
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授業の目標・ねらい |
確率統計学の重要性はますます増大しているので、その基本的概念を十分理解して理
工学上で起こる諸問題への応用力を養うこと。
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