授業概要 |
物理学を3分野に大別し、各分野において3つの簡単な実験テーマが決められている。また、実験できない重要な物理現象に関しては、パソコンによる思考実験を行う。
実験は毎週一回1テーマについて行い、全部で12個のテーマを実験する事になる。
毎回、実験は指導者が終了を確認した後に終わる。
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授業計画 |
実験テーマは12個あり、以下のように大別される。
第1章・力学と熱力学(1、直線運動の力学。2、回転 運動。3、気体の内部エネルギーと仕事)。
第2章・光学と波動現象(1、質点系の振動。2、光の 干渉と回折。3、屈折、偏向)。
第3章・電磁気現象(1、オッシロスコープ。2、等電 位線。3、電磁誘導)。
第4章・パソコンによる物理実験(1、波動。2、ローレンツ力。3、ラザフォード散乱)。
実験は、2〜4人のグループに分かれて、毎回異なる1テーマを共同で行う。各章の3テーマの実験が終了した時点で、最も興味のあった1テーマについてレポートを提出し、また学期末には実験ノートを提出して、評価を受ける事になっている。
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成績評価の方法 |
実験態度、レポートおよび実験ノートの結果を総合して評価する。
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テキスト |
工業物理学講座、物理学実験、工業物理学講座、700円、(1996)
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参考書 |
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履修にあたっての留意点 |
各テーマは3時間以内に完了出来るものばかりであるが、予習してこない学生や要領の悪い学生には、4時間以内に終了することも困難である。だから、今日は何の目的で、どの様な方法で実験するのか、必ず予習をしてくること。
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授業の目標・ねらい |
本実験の目的は、精密な機械を用い、細心の注意を払いながら、基本的かつ簡単な法則の確認実験を行う事によって、想像力や忍耐力や集中力及び実験技術などの、科学者として必要とされる実験態度を修練する事にある。
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学生へのメッセージ等 |
実験は工学の基礎であるから、まじめにしかも楽しみながら履修して下さい。予習を忘れいように。
<<<特修物理学実験クラス>>>の開設
このクラスは、上に記載した既定の実験テーマに満足せず、より高度な実験を希望する、限られた小人数の学生のために開くものです。このクラスでは、学生の創造性や人間性の育成を目的とし、自主性や時間的自由を最大限に尊重する代わりに、学生の責任と義務を強く求めています。予算や設備の関係で、応募者が多い場合は抽選となります。
このクラスを希望する人は、実験が始まる前に担当者と相談して下さい。(森田・四釜)
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