授業概要 |
汎用高分子材料として用いられているポリマー中の水素・炭素・窒素・酸素等の原子価
と原子価の方向性、さらに、それらの結合間隔と結合エネルギーについて解説してから、
ポリマーの構造と物性との関連性について言及する。また、合目的的高分子材料の材料分
析例を基として既存高分子材料をより有効に生かして利用するために行われている方法の
目的と効果についても述べる。
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授業計画 |
第1 --3週 原子軌道関数
第4週 多電子原子の基底電子状
第5 --7週 原子軌道関数の重なり
第8 --9週 ポリマー中における各種結
第10--11週 立体異性とポリマーの立体則性
第12--13週 回転異性とポリマーの安定な立体配座
第14--15週 高分子材料の組成と物性
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成績評価の方法 |
毎週、授業終了前に、小テストを行い、主として、この15回分の総点を用いて成績審査
するので、欠席時数が多い場合には、単位修得は困難となる。
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テキスト |
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参考書 |
竹内 敬人訳、立体化学(3次元の化学入門)、広川書店、3500円
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授業の目標・ねらい |
はっきりした分子のイメージをもち、高分子材料の物性を分子のスケールでみて理解す
るための基礎知識を得ること。
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