授業概要 |
高分子材料の応用面で、その高分子が繊維になり得るか否かが、その高分子の価値を大
きく左右することを理解させ、 紡織繊維として如何なる性質が要求されるかを教示
する。
高強度、耐熱性複合材料から医療、宇宙素材まで繊維高分子に対する技術の進歩は無限に
続くことを理解させる。
その内容は、繊維工学の歴史的発達過程を概説して、繊維の性質と微細構造を教示
する。
次に、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維と無機繊維などの物理、化学的性質を
学習する。これらの応用、すなわち、繊維高分子集合体である糸、織物、編物への加工技
術とその製品特性や鑑別法を学習する。
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授業計画 |
第 1 週 繊維工学の歴史
第 2 週 繊維の性質と構造
第3--8 週 紡織繊維各論
第9--10 週 特殊繊維
第11--12週 繊維高分子の集合体加工
第13--14週 糸と繊維製品の試験法
第15 週 繊維素材と製品の鑑別
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成績評価の方法 |
学期中2回の筆記試験とレポートの結果を総合して成績を決定する。
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テキスト |
石川欣造 他4名、繊 維、東京電気大学出版、2,884円(1993)
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参考書 |
桜田一郎、繊維の化学、三共出版、2100円(1994)
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履修にあたっての留意点 |
高分子化学と高分子物理を履修していることが望ましい。
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授業の目標・ねらい |
授業内容を小論文にまとめる能力を培う。
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学生へのメッセージ等 |
高分子材料の機能性を良く理解して欲しい。
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