工学部

授業科目名:
応用高分子材料学 I
(英語名): Applied Polymer Materials I
対象学年:
3年Aコース
開講学期:
後期
開講形態:
講義
担当教官: 藤倉 嘉昭 (FUJIKURA Yoshiaki)
単位数:
対象学科:物質工学科 区分:専門科目・選択必修 510115

授業概要

 高分子材料の応用面で、その高分子が繊維になり得るか否かが、その高分子の価値を大 きく左右することを理解させ、 紡織繊維として如何なる性質が要求されるかを教示 する。 高強度、耐熱性複合材料から医療、宇宙素材まで繊維高分子に対する技術の進歩は無限に 続くことを理解させる。
 その内容は、繊維工学の歴史的発達過程を概説して、繊維の性質と微細構造を教示 する。 次に、天然繊維、再生繊維、半合成繊維、合成繊維と無機繊維などの物理、化学的性質を 学習する。これらの応用、すなわち、繊維高分子集合体である糸、織物、編物への加工技 術とその製品特性や鑑別法を学習する。

授業計画

第 1 週 繊維工学の歴史 
第 2 週 繊維の性質と構造 
第3--8 週 紡織繊維各論  
第9--10 週 特殊繊維   
第11--12週 繊維高分子の集合体加工 
第13--14週 糸と繊維製品の試験法 
第15  週 繊維素材と製品の鑑別 

成績評価の方法

学期中2回の筆記試験とレポートの結果を総合して成績を決定する。

テキスト

石川欣造 他4名、繊 維、東京電気大学出版、2,884円(1993)

参考書

桜田一郎、繊維の化学、三共出版、2100円(1994)

履修にあたっての留意点

高分子化学と高分子物理を履修していることが望ましい。

授業の目標・ねらい

授業内容を小論文にまとめる能力を培う。

学生へのメッセージ等

高分子材料の機能性を良く理解して欲しい。

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