工学部

授業科目名:
応用化学概論
(英語名): Introduction to Applied Chemistry
対象学年:
1年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 物質工学科教官
単位数:
対象学科:物質工学科 区分:専門基礎科目・選択必修 510500

授業概要

 化学は現代の先端技術を支えている基礎の学問である。専門として学んでゆくこと になる化学
 の面白さと有用性を理解させるために複数の教官によって、それぞれ 専門に関係する項目を
 基礎から解説する。

授業計画

応用化学と化学工学の二分野について、前半と後半に分けて講義を行う。
[応用化学]
1.身のまわりの電気化学
  身近にある工業製品を見回しただけで、電気化学に関連したものが必ず
  見当たる。このような製品をとおして、電気化学をやさしく解説すると
  ともに、電気化学の新しい学問分野を紹介する。
2.アイデアの有機化学工業
  PETの製造原料であるテレフタル酸の製造方法について、その変遷の
  歴史を辿りながら、工業化学の考え方の一端に触れる。
3.炭素資源と工学
  石油・石炭・バイオマスなどの炭素資源は、エネルギーや素材として私
  達の生活を支えている。炭素資源変換の中心的役割を果たしている化学
  工業について概説する。
4.やさしいバイオテクノロジー
  バイオテクノロジーの発展はめざましく、その分野は多岐にわたるが、
  その現状を医療および農業分野を中心に平易に解説する。

[化学工学]
 化学工学とはどんなことを学習するのかを理解するための基礎として、以下
 のような項目について講義する。
1.化学工学の基礎ー単位、熱、流れ、粉
2.材料と反応の工学ー複合材料、超微粒子、バイオリアクター、固定化酵素
3.製品のための分離と精製ー分離・精製、反応装置、クリーンルーム、化学
  工学の役割とまとめ
     

成績評価の方法

 出席あるいは筆記試験

テキスト

 なし

参考書

履修にあたっての留意点

 系分けの参考にもなる重要な講義である。また、担任と接する機会でもある。

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