授業概要 |
有機化学 I、II に引き続き、有機化学の基礎を講義する。既に有機化学 I および
II で基礎のほとんどの事は学んで来ているが、重要な事項は繰り返し講義するつも
りである。
9章のアルデヒドとケトンではカルボニル化合物の性質と反応、特に合成化学上有
用な反応が多く反応機構を中心に時間をかけて解説する。
10及び11章では有機酸、有機塩基であるカルボン酸およびアミンの構造と性質との
相関(特にpKaについて)、さらに製造法と機能および用途について解説する。
13章の複素環化合物は生体内を始め天然物中に多く含まれ、古くから薬として利用
されている化合物も多く、主にこれら化合物の構造、性質と役割について解説する。
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授業計画 |
第1--4週 9章 アルデヒドとケトン。
第5--8週 10章 カルボン酸とその誘導体。
第9--12週 11章 アミンとそれに関連した窒素化合物。
第13--15週 13章 複素環化合物。
授業の後半もしくは章ごとにできるだけ演習問題を行い、理解を深めたい。
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成績評価の方法 |
筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
H. ハート 基礎有機化学 改訂版 培風館 3900円(1995)
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参考書 |
L. G. ウエイド 丸善 5356円(1995)
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履修にあたっての留意点 |
学習の基礎として、有機化学 I および II を修得している事が望ましい。
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