工学部

授業科目名:
有機化学III
(英語名): Organic Chemistry III
対象学年:
2年Aコース
開講学期:
後期
開講形態:
講義及び演習
担当教官: 大場 好弘(OHBA Yoshihiro)
単位数:
対象学科:物質工学科  区分: 専門科目・選択必修 510525

授業概要

 有機化学 I、II に引き続き、有機化学の基礎を講義する。既に有機化学 I および II で基礎のほとんどの事は学んで来ているが、重要な事項は繰り返し講義するつも りである。
 9章のアルデヒドとケトンではカルボニル化合物の性質と反応、特に合成化学上有 用な反応が多く反応機構を中心に時間をかけて解説する。
 10及び11章では有機酸、有機塩基であるカルボン酸およびアミンの構造と性質との 相関(特にpKaについて)、さらに製造法と機能および用途について解説する。
 13章の複素環化合物は生体内を始め天然物中に多く含まれ、古くから薬として利用 されている化合物も多く、主にこれら化合物の構造、性質と役割について解説する。

授業計画

第1--4週 9章 アルデヒドとケトン。 
第5--8週 10章 カルボン酸とその誘導体。 
第9--12週 11章 アミンとそれに関連した窒素化合物。 
第13--15週 13章 複素環化合物。 
 授業の後半もしくは章ごとにできるだけ演習問題を行い、理解を深めたい。

成績評価の方法

筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。

テキスト

H. ハート 基礎有機化学 改訂版 培風館 3900円(1995)

参考書

L. G. ウエイド 丸善 5356円(1995)

履修にあたっての留意点

 学習の基礎として、有機化学 I および II を修得している事が望ましい。

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