授業概要 |
化学技術者に限らず、すべての技術者が身につけるべき最も重要な手段の一つが”
数値と数式の取り扱い方”である。これは極めて多岐にわたる分野であるが、ここで
は化学技術者にとって特に重要と思われる数学的手法と数値処理法についての演習を
行い、他の専門科目をより確実に理解するための基礎力を養うと共に、実際問題を解
析するための手段を体得する。
具体的には、簡単な講義を交えて下記の項目について演習を行う。
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授業計画 |
1. 微積分演習:
1変数および多変数関数の微積分の復習と演習を行う。
2. 常微分方程式演習:
常微分方程式の意味を学び、その形式的解法について演習問題を解く。
また、実際問題を微分方程式で定式化し、適切な境界条件の下で解を得る
トレーニングを行う。
3. 実験データの取り扱い方:
数値処理において用いられる用語の意味や実験データの整理に役立つ
最小二乗法を学ぶと共に、実験式によるデータの表示等について演習を行う。
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成績評価の方法 |
筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
化学系教官、化学数学演習用テキスト、200円
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参考書 |
一般教養および専門基礎科目の数学(特に微分積分に関するもの)で使用したテキス
トなど
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履修にあたっての留意点 |
一般教養および専門基礎科目の数学(特に微分積分に関するもの)を履修しておくこと。
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