工学部

授業科目名:
生物有機化学I
(英語名): Bioorganic Chemistry I
対象学年:
3年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 大場好弘(OHBA Yoshihiro)
単位数:
対象学科:物質工学科 区分:専門科目・選択必修 510585

授業概要

目的 
生物有機化学の入門の講義です。生体関連化合物として特に重要な炭水化物、アミノ酸、 蛋白質、及びヌクレオチドと核酸を講義の主題として取り扱う。これらの物質の化学的な 性質や生体内での基礎的な機能などを講義する。
16章の炭水化物では、炭水化物の定義からR、Sー表示、Fischer投影式、D 、Lー表示、
 単糖、二糖、オリゴ糖、多糖および糖の誘導体までを詳細に講義す る。
17章のアミノ酸、ペプチド、タンパク質では、アミノ酸の酸ー塩基特性、タンパク 質の一次構造の
 決定、二次構造、三次構造、及び四次構造の定義と意味を講義す る。分子間相互作用とタンパク質
 の構造との関係、タンパク質の構造と機能の関 連を主眼とした章である。
18章のヌクレオチドと核酸では、デオキシリボ核酸(DNA)からヌクレオシドと ヌクレオチド、
 DNAの一次構造、二次構造、DNAの複製、及びRNAの機能 までを解説する。

授業計画

 第1週ー第5週   16章 炭水化物
 第6週ー第10週  17章 アミノ酸、ペプチド、タンパク質
 第11週ー第15週 18章 スクレオチドと核酸

成績評価の方法

毎回出席確認を兼ね小テストを行う。 出席が2/3以上の学生はテスト受験の権利を有する。
筆記試験の結果および毎回の小テストの結果を総合評価して判定する。

テキスト

(著者)H. ハート (書名)基礎有機化学 (出版社)培風館(価格)4017円(1995)

参考書

(著者)D. Freidfelder(書名)分子生物学の基礎(出版社)東京化学同人(価格) 3910円(1994)

履修にあたっての留意点

 物質工学科、化学系科目である有機化学I,有機化学II、有機化学IIIをすで に履修
 している事が望ましい。

授業の目標・ねらい

 有機化学と分子生物学を結び付ける講義である。基礎的な生体関連化合物の名称、 性質、
 機能などの基礎的な理解を目的としている。この講義が生物有機化学II の理解において大切
 な位置を占める。

学生へのメッセージ等

有機化学と分子生物学を結び付ける講義なので、基礎である有機化学をしっかり学ん でから講義を
 聴講するようにしてください。

その他

原則として遅刻は認めません。講義中の私語も禁止です。

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