工学部

授業科目名:
有機工業化学I
(英語名): Industrial Organic Chemistry
対象学年:
3年Aコース
開講学期:
後期
開講形態:
講義
担当教官: 千葉 耕司 (CHIBA Koji)
単位数:
対象学科:物質工学科 区分:専門科目・選択必修 510595

授業概要

 化学工業は省資源、省エネルギ−、環境問題などの多くの問題をかかえながら、より効 率的なプロセスへと発展、変貌を遂げつつある。本講義では現代の有機化学工業の中の燃 料化学および石油化学の二分野を中心として、そのプロセスの持つ経済的、社会的な意義 を踏まえながら、工業化学の考え方をとらえようとするものである。
 例えば、我々の身の回りに溢れているPETボトルの原料の一つはテレフタル酸である 。当初は高価であったテレフタル酸の製造プロセスについて、その変遷を辿るだけでも工 業化学の考え方を垣間見ることが出来よう。

授業計画

 <石油精製工業>
 1 石油の成分
 2 原油の蒸留
 3 石油の転化
 4 水素化脱硫、排煙脱硫など
 <石油化学工業>
 1 オレフィンガスの製造
 2 芳香族炭化水素の製造
 3 エチレン系製品
 4 プロピレン系製品
 5 ベンゼン系製品
 6 トルエン系製品
 7 キシレン系製品
 8 その他の石油化学製品

成績評価の方法

筆記試験および演習の結果を総合し成績を決定する。

テキスト

 なし

参考書

 山口、清水ら、石油化学の知識、幸書房、2,400円(1994)
 石油学会、新石油化学プロセス、幸書房、7,800円(1995)

履修にあたっての留意点

 毎回の講義の後半には、理解を助けるために簡単な演習を行う。

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