工学部

授業科目名:
エネルギー変換化学
(英語名): Chemical Energy Conversion
対象学年:
3年Aコース
開講学期:
後期
開講形態:
講義
担当教官: 松木 健三 (MATSUKI Kenzo)
単位数:
対象学科:物質工学科 区分:専門科目・選択必修 (生物応用,応用物質コース) 510635

授業概要

 物質が変化すると力学、熱、電磁気や化学など、いろいろな形態のエネルギー に変化する。このようなエネルギーによって我々の社会活動が支えられている。
 エネルギー資源からの原料製造や効率的なエネルギー変換・輸送・貯蔵などは、 どの段階をとってみても化学と深い関係がある。そこで、ものの本質であるエ ネルギーを理論的に取り扱うエネルギー論(熱力学)に立脚し、省エネルギー 、省資源、環境などを考えながら、化学的エネルギー変換について学ぶ。

授業計画

第1週 エネルギーの概念、エネルギー資源 
第2週 資源有限、工業廃棄物 
第3週 燃焼反応、熱エネルギーの質 
第4週 直接エネルギー変換 
第5週 熱エネルギー、化学エネルギーおよび光エネルギーの特性 
第6週 開放系の熱学、物質循環 
第7週 熱化学機関とカルノーサイクル 
第8週 エクセルギーの概念、エネルギーシステムの評価 
第9週 電気化学プロセスと熱力学 
第10週 純物質と実用物質の燃焼熱 
第11週 合成気体燃料、合成液体燃料 
第12週 難処理資源の利用、ケミカルヒートパイプ 
第13週 化学エネルギーと電気エネルギーの相互変換 
第14週 各種実用電池(一次電池、二次電池、燃料電池) 
第15週 水素エネルギーシステム 

成績評価の方法

筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。

テキスト

なし

参考書

蒔田 薫、原納 淑郎、鈴木 啓三、応用物理化学II、培風館、2163円(1990)
神谷 佳男、高橋洋一、吉田邦夫、エネルギーの化学、大日本図書、3000円(1988) 

履修にあたっての留意点

物理化学I,IIを履修しておくことが望ましい

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