工学部

授業科目名:
流体輸送
(英語名): Fluid Flow
対象学年:
3年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 今野 宏卓(KONNO Hirotaka)
単位数:
対象学科:物質工学科 区分:専門科目・選択必修 510655

授業概要

 化学工場では気体や液体すなわち流体の各種原料や製品を輸送するためのパイプラ インが設置されており、また蒸気、水および燃料等の輸送も欠くべからざるものであ る。したがってこれらの流体の輸送の適否は工場の能率に大きな影響を及ぼす。
 ここではこのような流動操作の基本となる管内における流体の流れや流量測定につ いて説明する。

授業計画

第一章 流体の分類
第二章 流体静力学:容器壁に及ぼす水圧、パスカルの法則、浮力、圧力の諸単位、
    圧力計、マノメーター等
第三章 流体動力学の基礎:層流と乱流、レイノルズ数、理想流体に関する運動
    方程式、連続の式、ベルヌーイの式、ベルヌーイの式の応用、
    ベルヌーイの式を応用した流速計と流量計
第四章 粘性流体の管内流れ:ベルヌーイの式の一般形、輸送動力と圧力損失、
    層流における圧力損失(ハーゲンポアゼイユの法則)、
    乱流における圧力損失、管摩擦係数、輸送管、摩擦損失の計算、
    流体の速度分布
第五章 管内での各種の圧力損失
第六章 境界層
第七章 流体の計算
   

成績評価の方法

筆記試験および演習等の結果を総合し成績を決定する。

テキスト

プリントを配布

参考書

八田四郎次・前田四郎、化学工学概論、共立出版、2987円

Post Script 版
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