第1週--3週 反応装置設計の基礎式:化学工業装置の設計あるいはその特性解析の
常套手段は、装置回りに物質、エネルギー保存則を適用し装置特性を
表現できる式を誘導することである。本章ではこのような特性式を誘
導する基礎的方法を学ぶ。
第4週--6週 等温反応装置の設計:常に一定の温度で反応を行わせる装置を等温反
応装置と言う。このような装置では物質保存則を適用するだけで、装
置特性式が誘導でき、それを基 にした装置設計法を学ぶ。
第7週--9週 非等温反応装置の設計:反応進行と共に温度を変えて、あるいは装置
内部で温度に差異(温度分布)を付けて運転する場合を非等温反応装
置という。このような装置では、物質、エネルギーの両方について保
存則を適用し装置特性式を誘導する必要がある。このような場合について反応装置の設計を学ぶ。
第10週--12週 流通式反応装置の流体混合:原料を連続的に流しながら運転する場合を
流通式反応装置と言う。このような装置では反応混合物の混じり具合(
流体混合)が、反応の進み方に影響する。そこで、このような場合に
ついて反応装置の設計を学ぶ。
第13週--15週 不均一相反応装置の設計:気体、液体、固体の内二つ以上を含む場合
あるいは混じり合わない2種以上の液体が関係する場合を不均一相反
応、それを行う装置を不均一相反応装置と言う。このような場合には
そうでない場合(均一相反応)とは異なって、相間の物質移動あるい
は熱移動過程が装置特性に大きく影響する。このような反応装置の設
計法について考える。
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