工学部
授業科目名:
対象学年:
開講学期:
開講形態:
化学工業をはじめ種々の工業においてはもちろん,現在の先端技術にいたるまで材料 の果たす役割は極めて大きい。本講義では,無機材料,有機材料および種々の複合材料 の特性等を理解すると共に,化学装置用材料への利用に際しての問題点を把握し,その 設計のための基礎知識を修得することが主たる目的である。また,この講義では化学工 学と先端技術との関わり合いについても触れる。
第1週 材料総論−材料の世代史,先端材料,機能材料 第2--5週 無機材料−金属材料,セラミック材料の特性とその主な製法 第6--8週 有機材料−高分子材料(熱硬化性および熱可塑性樹脂)の特性 第9--10週 複合材料−高分子系複合材料,金属系複合材料 第11--13週 化学装置用材料−装置材料の力学的特性,化学装置の材料設計, コストエンジニアリング 第14--15週 環境と材料−金属材料の腐食,環境の腐食作用,特殊な腐食
筆記試験
な し
日本材料学会編,先端材料の基礎知識,オーム社,3,900円(1993) 荒井 康夫,粉体の材料化学,培風館,3,800円(1993)
物理化学IおよびII,高分子化学概論等の科目を履修していることが望ましい。