授業概要 |
バイオ技術は遺伝子工学のような核酸あるいは蛋白質の分子レベルでの改
質技術とバイオリアクターのように酵素、微生物あるいは遺伝子操作等によ
って改質された微生物などを工業的に応用していく技術からなる。生物化学
工学は主に後者を扱う分野である。
本科目では酵素及び微生物を用いた反応プロセスについて講義する。前半
は酵素を後半は微生物を取り上げ、それぞれの分類と取扱法、反応速度論、
固定化法、バイオリアクターへの応用を講義する。
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授業計画 |
第1週 酵素の分類と取扱法
第2週 酵素反応の速度(I)
第3週 酵素反応の速度(II)
第4週 固定化酵素の調製法
第5週 固定化酵素の反応速度(I)
第6週 固定化酵素の反応速度(II)
第7週 酵素反応用バイオリアクター
第8週 微生物の分類と取扱法
第9週 微生物反応の量論
第10週 微生物反応の速度(I)
第11週 微生物反応の速度(II)
第12週 微生物反応の速度(III)
第13週 固定化微生物の調製
第14週 微生物反応用バイオリアクター(I)
第15週 微生物反応用バイオリアクター(II)
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成績評価の方法 |
筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
山根恒夫、生物反応工学(第2版)、産業図書、3966円(1993)
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参考書 |
千畑一郎、固定化酵素、講談社、3910円
千畑一郎、固定化生体触媒、講談社、6800円
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履修にあたっての留意点 |
物理化学Iにおける反応速度論をよく理解していることが望ましい。
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