工学部

授業科目名:
高分子熱物理学
(英語名): Polymer Thermal Phisycs
対象学年:
2年Bコース
4年Bコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 石鍋 孝夫(ISHINABE Takao)
単位数:
対象学科:物質工学科 区分:専門科目・選択必修 511015

授業概要

熱現象の徹底的理解を第一目標とし、その上で高分子への応用について言及する。

授業計画

第1−2週    熱力学ポテンシャルの意義と平衡条件の記述
第2週      部分開放系の2相平衡と化学ポテンシャルの意味
第3週      クラウジウスークラペイロンの式の誘導と応用
第4週      相律とその意義
第5−6週    自由エネルギーと最大仕事の関連、化学変化と反応熱、エンタル ピー
第7週      統計熱力学の基本的考え
第8週      カノニカル、ミクロカノニカル、グランドカノニカルの各アンサ ンブルの
         意義と利用法
第9週      アインシュタインの平均場理論による結晶体の性質
第10−11週  基準振動とデバイ理論による結晶の比熱式
第11週     古典統計熱力学と van der Waals の状態方程式の導出
第13週     高分子溶液のフローリー平均場理論
第14−15週  高分子鎖の統計とゴム弾性
     

成績評価の方法

筆記試験、および出席

テキスト

プリントを前もって実費で配布

参考書

なし

履修にあたっての留意点

 熱力学および統計力学の予備知識なしでも講義内容が理解できるように配慮する。 ただし、時間的制 約もあるので、講義内容を予習し、問題点を整理して講義に望まれたい。毎回の講義 で、出席表を兼ねた質問表を渡すので、講義についての質問、感想、要望等を記入す ること。これを絶えず考慮しながら講義を進めていく。

授業の目標・ねらい

熱物理学の基本的理解と高分子への応用

学生へのメッセージ等

講義前にプリントをよく読んでくること。

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