授業概要 |
各種の機能材料を設計し、開発するために必要な基礎知識と方法論を解説する。高
分子材料をはじめとする有機材料や、各種の無機材料、およびこれらの複合体を対象
として、物理的・化学的な機能化の方法を、物性論的立場から理解する。多くの実例
について機能の発現とその物性論的原理を解説し、理解を助けるとともに新規の機能
材料設計に向けた応用力を養う。
|
授業計画 |
第1週 各種機能材料の概観、材料の進化と社会の進化
第2週 分子設計、集合構造設計から機能材料の設計へ、設計から開発へ
第3-4週 サイズ効果、形状効果とこれらの応用
第5-6週 集合構造効果、相効果とこれらの応用
第7-9週 複合化の効果とその応用
第10 -12週 分子間相互作用とその応用
第13 -14週 元素の性質とその応用
第15 週 生体とインテリジェント材料、未来の社会と未来の材料
|
成績評価の方法 |
期末筆記試験および、レポートと毎週の小テストの結果を総合し成績を決定する。
|
テキスト |
折原勝男、機能材料への方法(非売品)(1995)
|
参考書 |
新素材編集委員会編、新素材ハンドブック、丸善、10,000円
中島章夫、筏 義人編、ハイテク高分子材料、アグネ、3,300円
|
履修にあたっての留意点 |
物理学、物理化学、高分子物理概論、および高分子化学概論をよく習得しておくこ
と。身の回りのもの総てについて、どのような材料がいかなる原理で使われているか
? 考える習慣を普段からつけておいてほしい。
|