授業概要 |
有機化学は日常生活のみならず生物や生命の科学に密接に関係し応用されている。本講
義では、有機化学の基本原理の修得を目的に化学結合について概説し、炭化水素や芳香族
化合物、立体化学やそれを適用した有機ハロゲン化合物の化学について解説する。
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授業計画 |
下記の計画に従い、それぞれの項目について1から3回の講義を行う。
1 結合と異性
化学結合と化学異性
有機化合物の分類
2 アルカンとシクロアルカン
化合物命名法
配座異性と幾何異性
3 アルカンとアルキン
二重結合とその反応性
三重結合
4 芳香族化合物
芳香族化合物の構造と命名法
芳香族化合物の反応性
5 立体異性と光学活性
立体異性体の原理
立体異性体の表示法
6 有機ハロゲン化合物
置換反応
脱離反応
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成績評価の方法 |
筆記試験およびレポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
ハ−ト、基礎有機化学 改訂版、培風館、4,017円 (1994)
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参考書 |
モリソン・ボイド、有機化学(上中下)、東京化学同人、各5,340円
ウエイド、有機化学(I、II、III)、丸善、5,000から5,200円
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履修にあたっての留意点 |
化学基礎科目である有機化学IおよびIIは、有機系の専門科目を修得する上で不可欠な
有機化学の基礎概念の講義であり、積み重ねの科目である。予習・復習を行い確実に身に
付ける必要がある。
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