授業概要 |
化学工業における化学工学の意義とその内容を理解すると共に,化学工学の基礎とし
て種々の化学プロセスを定量的に把握する能力を身につけることが目的である。
実際に化学プロセスの例を取り上げて,化学工学の意義を考えると共に,化学工学に
関する基礎的な用語を修得する。また,物質の量・温度・圧力・エネルギー等に関する
単位と次元の取り扱いや化学反応式と化学量論について学ぶ。さらに,これらの基礎知
識を基に,化学プロセスにおける物質収支式およびエネルギー収支式の立て方,その解
き方似ついて学ぶ。なお,この講義では化学工学と先端技術との関わり合いについても
触れる。
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授業計画 |
第1--3週 化学工学の意義−化学工学,化学プロセス,単位操作
第4--7週 工学計算序論−単位と次元,工学単位,SI単位,モル単位,化学量論
第8--11週 物質収支−物質保存の法則,物質収支式,理論空気,過剰空気,
対応成分,リサイクル,バイパス流,パ−ジ流
第12-15週 エネルギー収支−エネルギー,熱容量,エンタルピー,エネルギー収支式
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標準生成熱,標準燃焼熱,反応熱
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成績評価の方法 |
筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
D.M.Himmelblau(大竹伝雄訳),化学工学の基礎と計算〔原書第4版〕,培風館,
2,987円
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参考書 |
江口 彌,化学工学量論(第2版),化学同人,3,811円
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履修にあたっての留意点 |
特になし
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