授業概要 |
これまで,化学工学では各種の分離操作,例えば,蒸留・ガス吸収・抽出・吸着・
晶析などを「単位操作」として分類し,装置の設計や操作法を個別に扱ってきた.と
ころが近年,バイオアフィニティクロマトグラフィ−や膜分離などの新しい分離技術
が発展し,単位操作はますます多様化してきた.本授業では,これらの新しい分離法
をも含めて,系統的に分離操作について解説する.
|
授業計画 |
次に示す予定表に従って,テキストの各章を講義し,また演習を適宜行う.一部,
授業の順序が,テキスト記載の順序と異なるところがある.
第1週 〜 第2週
第1章 序論
第2章 分離の原理と方法
第3週 〜 第6週
第4章 気液平衡分離
・蒸留
・ガス吸収
第7週 〜 第9週
第5章 吸着分離
・吸着分離
・バイオアフィニティ吸着分離
・クロマトグラフィー分離
第10週 〜 第12週
第6章 膜分離
第13週 〜 第14週
第3章 分離操作とモデル
第15週
授業のまとめを行う.
|
成績評価の方法 |
筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する.
|
テキスト |
加藤滋雄・谷垣昌敬・新田友成,新体系化学工学 分離工学,オーム社,3,600円
(1992)
|
参考書 |
相良 紘・渋谷博光・海野洋,分離 −物質の分け方・分かれ方 − ,培風館,1,6
48円(1995)
古崎新太郎 ,分離精製工学入門,学会出版センター,2,800円(1989)
諸岡成治編,新体系化学工学 新体系単位操作,オーム社,3,500円(1994)
|
履修にあたっての留意点 |
本科目の受講にさきだち,「化学工学 I」の講義を受けておくことが望ましい.
|