工学部

授業科目名:
化学工学 II
(英語名): Chemical Engineering II
対象学年:
4年Bコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 横田 俊幸(YOKOTA Toshiyuki)
単位数:
対象学科:物質工学科 区分:専門科目・選択必修(高分子工学専修コース) 511630

授業概要

 これまで,化学工学では各種の分離操作,例えば,蒸留・ガス吸収・抽出・吸着・ 晶析などを「単位操作」として分類し,装置の設計や操作法を個別に扱ってきた.と ころが近年,バイオアフィニティクロマトグラフィ−や膜分離などの新しい分離技術 が発展し,単位操作はますます多様化してきた.本授業では,これらの新しい分離法 をも含めて,系統的に分離操作について解説する.

授業計画

 次に示す予定表に従って,テキストの各章を講義し,また演習を適宜行う.一部, 授業の順序が,テキスト記載の順序と異なるところがある.
 第1週 〜 第2週
   第1章 序論
   第2章 分離の原理と方法
 第3週 〜 第6週
   第4章 気液平衡分離
      ・蒸留
      ・ガス吸収
 第7週 〜 第9週
   第5章 吸着分離
      ・吸着分離
      ・バイオアフィニティ吸着分離
      ・クロマトグラフィー分離
 第10週 〜 第12週
   第6章 膜分離
 第13週 〜 第14週
   第3章 分離操作とモデル
 第15週
   授業のまとめを行う.

成績評価の方法

 筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する.

テキスト

 加藤滋雄・谷垣昌敬・新田友成,新体系化学工学 分離工学,オーム社,3,600円 (1992)

参考書

 相良 紘・渋谷博光・海野洋,分離 −物質の分け方・分かれ方 − ,培風館,1,6 48円(1995)
 古崎新太郎 ,分離精製工学入門,学会出版センター,2,800円(1989)
 諸岡成治編,新体系化学工学 新体系単位操作,オーム社,3,500円(1994)

履修にあたっての留意点

 本科目の受講にさきだち,「化学工学 I」の講義を受けておくことが望ましい.

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