授業概要 |
材料力学は、機械や構造物を設計する場合必要不可欠な学問である。材料が力を受けたときの変形の挙動を解析し、これに基づき材質、形状などを合理的に定め、経済的でかつ破壊しない設計を行うことを目的としている。基礎材料力学では特に、材料力学の基礎となる、基本的概念や計算手法について良く理解することが目標である。はじめに、応力とひずみの概念を習得し、つぎに一次元的な棒を例として、引張り・圧縮、ねじりおよびはりの曲げなどについて学ぶ。
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授業計画 |
第1週 材料力学の基本的概念
第2-3週 応力とひずみ、材料の力学的特性、熱応力、許容応力と安全率
第4-5週 棒の引張り、圧縮
第6-9週 真直はりのせん断力と曲げモーメント
第10-11週 真直はりの応力
第12週 断面の幾何学的性質
第13-14週 軸のねじり
第15週 全体の総括とテスト
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成績評価の方法 |
筆記試験および演習、レポート、出席状況の結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
竹園茂男、基礎材料力学、朝倉書店、3296円(小沢田指定)
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参考書 |
町田輝史、材料強さ学の学び方、オーム社、2900円(高橋、小沢田指定)
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履修にあたっての留意点 |
本科目は、基礎材料力学演習と連動しているので両者同時に受講すること。また、講義中使用した基礎的な数学、力学などで不明な点は確実に復習し、習得しておくこと。
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