授業概要 |
工学とは物理現象の人間社会への応用である.この物理現象の表現方法を身につけることが工学解析である.物理現象は微分方程式として表現されることから,微分方程式の解析能力を涵養するのが講義演習の目的である.
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授業計画 |
第1週 機械工学における工学解析の意義と役割
実力確認テスト
第2週 数学の基礎、微分、積分、行列、行列式、
曲線関数、ベクトルとその演算、デカルト座標と円柱座標、
複素数とオイラーの公式、指数関数と三角関数
第3週 物理現象と微分方程式
第4週 基本物理現象とその表式化
第5週 基本力学法則とその表現
第6週 面積、体積、面積モーメント、慣性モーメント、断面2次モーメント
第7週 釣り合いと運動
第8-10週 材料力学からの例題
第11-13週 水力学からの例題
第14-15週 熱力学からの例題
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成績評価の方法 |
要は力(能力)が付けばよいのだから,試験成績のみを評価対象とする.
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テキスト |
本年度から始まる講義なので,適宜プリント等を配布する.その後には
講義担当者によるテキストを作成する.
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参考書 |
カルマン、ビオ、工学における数学的方法 上・下 法政大学出版局 上2266円
下2060円
伊藤、西脇、矢鍋、わかりやすい工学問題の解析方法 森北出版 2884円
近藤ほか3名、 微分方程式・フーリエ解析 培風館 1700円
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履修にあたっての留意点 |
他学科生の受講も歓迎する。
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学生へのメッセージ等 |
工学と技術の本質的相違について思考しておくこと
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