工学部

授業科目名:
メカトロニクス
(英語名): Mechatronics
対象学年:
3年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 那須 康雄(NASU Yasuo)
単位数:
対象学科:機械システム工学科 区分:専門科目・選択 520160

授業概要

 メカトロニクスは、機械工学mechnicsと電子工学electronicsの境界領域 にある学問である。 これはマイクロプロセッサの出現により急速に発達し た分野で、FA等にみられるように、従来の機械に高度な機能とフレキシビ リティを与える中心技術である。
 本講義では、主に機械系技術者がマイクロコンピュ−タを構成し機械へ接 続し、機械を制御することを念頭において、その主な要素技術を解説する。 先ず、ディジタル回路の基礎となる知識としての論理式と論理代数、主加法 及び主乗法標準形による論理回路設計法、各種ディジタル回路を説明する。 次に、マイクロコンピュ−タ・ハ−ドウエアについてCPU、メモリ、イン タフェ−ス及びマシン語プログラミング法について示す。さらに、センサ、 アクチュエ−タと各種運動伝達システムのトルク計算法を説明するとともに、 位置決めサ−ボ、速度制御サ−ボ、その他メカトロニクス応用システムを解 説する。

授業計画

第1週 メカトロニクスとは
第2週 論理式と論理代数
第3週 論理回路設計法
第4週 ディジタル回路基礎(ゲ−トIC、デコ−ダ・エンコ−ダ)
第5週 フリップフロップ、カウンタ、レジスタ、マルチバイブレ−タ)
第6-7週 マイクロコンピュ−タのハ−ドウエア
     CPUとフェッチサイクル、メモリ、インタフェ−ス
第8週 機械語とアセンブリ言語
第9週 センサ(力・トルクセンサ、位置センサ)
第10-11週 アクチュエ−タ
      油圧式アクチュエ−タ、空圧式アクチュ−タ、電気式アクチュエ−タ
第12-13週 機械システムの駆動トルク計算法
第14週 応用システム
第15週 総括試験

成績評価の方法

筆記試験

テキスト

参考書

(著者)竹田晴見(書名)メカトロニクス入門(出版社)昭晃堂(価格)2500円(1994)

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