授業概要 |
第1章 エネルギの形態 流体機械
第2章 揚水計画 貯水池の清水を所要の高さにある別の貯水池に必要流量を
汲み上げるポンプ・管路系を設計する。
使用する渦巻きポンプを設計製図することとし、課題ポンプとして次の条件を
与える。
課題 1 揚水するのは10℃の清水
2 実揚程
3 吐き出し流量
4 4極の誘導電動機を使用
第3章 渦巻ポンプの設計
3-1 ポンプの形式、ポンプの大きさ、吸い込み口及び吐き出し口の内径の決定
3-2 原動機の出力及び羽根車軸径の決定 3-6 摩耗環
3-3 羽根車 3-7 軸推力の釣り合わせ
3-4 吸い込みカバー 3-8 軸受けと軸受スタンド
3-5 グランドパッキング 3-9 使用する主な部品の材料
与えられた課題の渦巻ポンプの設計書を作成し設計した課題の渦巻ポンプを製図する。
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授業計画 |
第1--2週 第1章から第3章の講義 第3--6週 課題の渦巻ポンプの設計書を作成
第7--14週 作成した渦巻ポンプの製図 第15週 検図と試問
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成績評価の方法 |
面接試問 1)設計の適否 2)製図した図面の検図を受けて、不注意による誤りを
修正・加筆の上、最終検図に参加する。
3)最終検図 数名がデビエイトする形式。
各自が順番に参加者の前で本人が製図したポンプ(部品に分解する理由、基準面の
移動、許容値、はめあい、組立の順序、加工手順、材料 など)を説明し、試問を受
ける。それによって理解度が評価される。
4)最終検図終了後、設計書及び図面をクリップ・ファイル(A4版)に綴じて提出する。
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テキスト |
寺田 進、渦巻ポンプの設計と製図、2920円
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参考書 |
JISハンドブック 1996版 32 ポンプ-96、6200円
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履修にあたっての留意点 |
1)最適な設計値を求めるには幾つかの試行錯誤が必要である。計算プログラムを作成するとよい。
2)設計構想図を描いてから製図する。根気のいる作業である。
3)要素を幾つかの部分に分ける理由及びその後始末を図面上でどう表すかを考える。
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授業の目標・ねらい |
部品の位置が相互に拘束され、力が働き、エネルギーが変換されることを図面の上で把握する。
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