授業概要 |
機械工学における基本的な知識を輪講と実験を通して学習する。少人数(
5人から6人)の班に分かれて、4週でひとつのテーマを履修する。各班は
構造力性、エネルギーシステム、及びシステム設計の3分野ごとに1テーマ
を履修することになる。テーマは年度によって変更されることもあるが、お
およそ以下の授業計画に掲げたような内容で行われる。
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授業計画 |
機械設計専修コース
1.プレス加工 2.実験モード解析
3.数理工学演習および実験 4.破壊力学とその応用
5.合金の変形と組織 6.熱・流体力学現象の体験
7.バイオフィルター 8.ブレーキディスクの冷却
9.熱と流れのシステム 10.メカトロニクスの基礎
11.ロボット実験および制御系プログラム作製
12.セラミックスの摩擦摩耗実験
機械科学専修コース
1.構造用セラミックスの機械的強度特性評価
2.各種鉄鋼材料の組織と性質及び工業材料としての適用
3.回転軸の危険速度特性 4.二相流動実験
5.境界層・剥離・渦生成に関する実験
6.回転円筒内の流れ 7.固体熱3定数の簡単な測定法
8.流れを視る 9.平歯車の創成シミュレーションと歯切り実験
10.運動機構の設計システム開発 11.機能流体と制御
12.Trochoid Pump の設計・製作
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成績評価の方法 |
出席率とレポート、もしくは口頭発表に対する評価による。
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テキスト |
各実験テーマごとに指示される。
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参考書 |
輪講と実験を履修する上で必要に応じて各実験テーマごとに指示される。
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履修にあたっての留意点 |
この実験IIは時間割上輪講IIと連結して実施される。班分けや履修する実
験テーマの指示はそれぞれのコースごとに担任が行う。ただし、テーマ(実
験内容)は年度によって変更されることがある。
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授業の目標・ねらい |
ある程度自分達で実験計画を立て、観察や計測の結果をディスカッション
してレポートにまとめる。実験結果について口頭発表を義務づけるテーマも
ある。実際に目で視たり物に触れることによって知識の修得をより確実なも
のにすると同時に、自由で豊かな発想を促すことなどをねらいとしている。
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