工学部

授業科目名:
エネルギー変換工学
(英語名): Energy Conversion Engineering
対象学年:
3年Aコース
4年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 高橋 一郎(TAKAHASHI Ichiro)
単位数:
対象学科:機械システム工学科 区分:専門科目・選択 520220

授業概要

 力学的エネルギー、熱エネルギー、電気エネルギーなどの各エネルギー間 における変換技術の実際と問題点を解説し、さらに21世紀に期待されるエネ ルギー関連技術について解説する。また、省エネルギー対策に関連した経済 的エネルギーの評価方法を説明し、有効エネルギー(エクセルギー)の算出 について例題演習を行う。

授業計画

第1週 エネルギーとは。省エネルギー事情。
第2週 経済的エネルギーと物理的エネルギー(生産、消費、及び損失)
第3週 エクセルギー評価(閉じた系、流れ系)
第4週 エンタルピー効率とエクセルギー効率
第5週 非圧縮性流体のエクセルギー評価、混合気体のエクセルギー評価、太 陽熱のエクセルギー
    評価、淡水化のエクセルギー評価
第6週 化学エクセルギーと燃料のエクセルギー評価
第7週 ボイラのエクセルギー効率、冷暖房のエクセルギー効率、燃焼のエク セルギー効率、無効
    エクセルギー
第8--9週 エネルギーの相互変換
第10週 エネルギーの輸送と貯蔵
第11週 期待されるエネルギー関連技術開発動向 太陽熱、地熱、ヒートポ ンプ
第12週 コジェネレーションシステム、コンバインドシステム、スターリン グエンジン、風力発
    電、波力発電、燃料電池、冷熱利用技術
第13--15週 エネルギー管理士試験問題演習と解説

成績評価の方法

 筆記試験および出席率、レポートの結果を総合し成績を決定する。

テキスト

 特定のものをプリントして配布する予定。

参考書

 西川兼康、長谷川 修、エネルギー変換工学(改訂版)、理工学社、3,090円 (1990.4)
 省エネルギーセンター、エネルギー管理士試験必携、省エネルギーセンター 、1,442円(1985.5)

履修にあたっての留意点

 エネルギー変換工学の履修には熱力学及び伝熱工学の基礎知識が必要である。

授業の目標・ねらい

 これから益々必要性が高まるエネルギー管理士の資格試験に挑戦できるようにすること。

学生へのメッセージ等

 今年度のみ3、4年合併授業となる。

Post Script 版
シラバスのページへ