石器時代以来、人間の手足の一部となった道具、今では車に象徴されるように、我々は今や内包する存在ですらある。もはや車は単なる交通手段ではない。しかし同時にその造り得た技術により生き残るか消滅するかの瀬戸際に立とうともしている。 産業革命の頂点たるワットの蒸気機関誕生を例にとり、それが社会に与えたインパクトをその側面として見つめながら我々技術者から見た技術と文化の歴史を辿り、技術とは何かを考察する。 主な講義題目 1.産業革命勃興の背景 2.環境資源浪費の始まり 3.Newcomen大気圧機関誕生への道 4.材料革命、鉄の時代へ 5.Watt蒸気機関を促したもの 6.技術者と経営者 7.工作機械のルーツ 8.制御から電子計算機へ
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