授業概要 |
工学現象を記述する偏微分方程式の解法と計算機による解の工学的理解を
目指して、徹底した解析演習と計算機利用を行う。計算機は各自が購入する
ことを前提としているが、止む無く購入できない学生には貸与する。計算機は
DOS/Ver.3.1以上の機種であること。
|
授業計画 |
第1−−4週: 熱伝導方程式と伝熱現象
(1)熱伝導方程式の導出
(2)与えられた境界条件での解析解を求める。
(3)計算機(フォートラン)によるシミュレーション動画の作成
第5−−8週: 板の変形解析
(1)弾性理論と材料力学との比較から板の変形理論を導出する。
(2)与えられた境界条件での解析解を求める。
(3)計算機(フォートラン)によるシミュレーション動画の作成
第9−−12週: 完全流体の流れ
(1)Navier-Stokes の方程式と流体力学
(2)円柱回りの流れ解析 : 流線と圧力
(3)流線のシミュレーション動画の作成
第12−−15週: 音波の伝播
(1)波動方程式の導出
(2)導波管の解析とモード解
(3)モード解の動画作成
|
成績評価の方法 |
試験は行わないが、すべての演習問題の解析とシミュレーション画をレポート
として提出することが単位認定の条件である。尚、受講態度は重要な評価対象
となることを銘記して欲しい。
|
テキスト |
|
参考書 |
特になし。3年生までに学習する機械工学関連の学科目(材料力学・弾性学・
熱と流れの力学・流体工学)を履修し、その教科書を参考にする。
|
履修にあたっての留意点 |
他学科・他学年生の受講も歓迎する。使用する計算機は各自購入すること。
出来れば、携帯できるノートパソコンが望ましい。パソコン購入に当たっては
相談に応じる。
|