工学部

授業科目名:
シムテム解析及び演習
(英語名): System Analysis and Exercise
対象学年:
4年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義及び演習
担当教官: 大久保 重範(OKUBO Shigenori)
単位数:
対象学科:機械システム工学科 区分:専門科目・選択 520260

授業概要

 本講義では UNIX,C言語、基本演算のプログラム作成、および制御系のプログラム 作成を扱う。現在、コピュータの世界でもっとも注目されているUNIXオペレーテイン グシステムは、スーパーコンピュータから、パーソナルコンピュータにいたるまで、 さまざまな機種で利用できるようになった。マンマシンインターフェイスのすぐれた 、数多くのアプリケーションソフトウエアが、このUNIXというオペレーテイングシス テムの上で動作しているUNIXでは、ログインからログアウトまで、viエデイタ、emac sエデイタの操作、ls、cat,cp,mkdir,rm,pwdなどの基本的コマンドの説明、I talkに よるコミニュケーション、電子メールの扱い方、ファイル操作およびパイプライン、 ファイル管理、ファイルの複写・移動・削除、システムの機密保護、マルチタスク機 能を講義する。C言語では数値と文字列の扱い方、演算子、if文、for文、while文、 入出文、関数の作り方、ポインタの扱い方、プリプセッサ、標準ライブラリ関数、フ ァイルの入出力文を扱う。プログラム作成では、総和、行列の積、逆行列、文字グラ フ、微分方程式の数値解法、スッテプ入出力の応答計算とグラフ表示、ボード線図、 ナイキスト線図による安定判別を演習で行う。基本事項は教室で講義し、プログラム 演習は教育用計算センターで行う。

授業計画

第1週   UNIXの特徴、パスワード、ログイン、ログアウト、基本コマンド   
第2週  ls,cat,cp,mv,rm,mkdir,viエデイタの基本   
第3週  emacsエデイタ、I talk によるコミニュケーション、電子メール   
第4週  ファイルと標準入出力とパイプライン、ファイルの効率的な管理    
第5週  ファイルの複写・移動・削除、システムの機密保護  
第6週  C言語の特徴、データの型、配列の表現、文字列の表現    
第7週  算術演算子、関係演算子、論理演算子、インクリメント・デクリメント     
第8週  if文、for文、while文、switch文、break文、入出文、printf,scanfの使い 方    
第9週  関数の基本系、データ渡しの方法、ローカル変数とグローバル変数    
第10週 基本的なポインタ、文字列とポインタ、プリプロッセサ、ファイル入出力    
第11週 実数の巾総和のプログラム作成、行列の積のプログラム作成    
第12週 逆行列演算のプログラム作成、文字グラフのプログラム作成    
第13週 連立微分方程式の数値計算プログラムの作成   
第14週 制御系の入出力プログラムの作成、入出力データのグラフ表示    
第15週 ボード線図のプログラム作成、ナイキスト線図のプログラム作成    

成績評価の方法

レポートおよび出席状況

テキスト

羽山 博、入門UNIX,アスキー出版局、1,800円(1995)
林 晴比古、新C言語入門 ビギナー編、ソフトバンク、1900円(1995)

参考書

羽山 博、実用UNIX,アスキー出版局、1,800円(1995)
林 晴比古、新C言語入門 シニア編、ソフトバンク、2400円(1995)

履修にあたっての留意点

各種プログラムを作成し、レポートを提出して単位となる。授業を休むとつぎの授業 の内容が理解できなくなるので、授業には必ず出席すること。

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