機械技術者に期待されている重要な任務の一つに、設計したものが壊れないことを確かめる強度設計がある。安全は、設計者が身をもって保証しなければならない。このためには、沢山の知識を覚える必要はない。少しの基本的な原理を、信じることが出来るまで理解することである。
社会に出て実際に設計を任された時、自分の設計が正しいかどうか不安で一杯になる。しかし、マル・バツをつけてくれる先生はいない。正しいかどうかを自分で納得しなければならない。
本講義では演習と一体化した授業を行う。出来るだけ日常生活で経験するような例題を取り上げ、仲間同志で相談しながら、解き方を自分で発見することを期待している。
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