授業概要 |
材料力学は、機械や構造物を設計する場合必要不可欠な学問である。材料がなんらかの力を受けたときの変形の挙動を解析し、これに基づき材質、形状などを合理的に定め、経済的、効率的でかつ破壊しない設計を行うことを目的としている。本講では、基礎材料力学およびその演習で学んだ基礎的概念や理論に基づき、単純なはりからある程度複雑なはり構造体のたわみや応力を求める手法について学ぶ。また柱の座屈現象について学び、その防止法についても概説する。さらにひずみエネルギ法の概念およびその応用、組み合わせ応力、弾性学との関係についても触れる。
|
授業計画 |
第1-3週 はりのたわみ
第4-6週 不静定はりのたわ
第7-8週 柱の座屈
第9-11週 ひずみエネルギとエネルギ法
第12-13週 曲がりはり、組み合わせはり
第14週 組み合わせ応力、弾性学との関係など
第15週 総括とテスト
|
成績評価の方法 |
筆記試験および演習、レポート、出席状況の結果を総合し成績を決定する。
|
テキスト |
尾田十八・三好俊郎、演習材料力学、サイエンス社、1900円
|
参考書 |
中沢・長屋・加藤、材料力学、産業図書、2500円
町田輝史、材料強さ学の学び方、オーム社、2900円
|
履修にあたっての留意点 |
基礎材料力学およびその演習を履修してから受講することが望ましい。また、講義中使用した基礎的な数学、特に微分方程式の解法などで不明な点をそのままにせず、必ず復習して習得しておくこと。
|