授業概要 |
機械設計や製造を行うために必要な工業用材料の加工技術の概要を学ぶ。
機械構造物や部品の破壊事故原因の考察から、それを構成している材料の
素材から製品までの製造プロセスの原理と実際を学ぶ。
鋳造・鍛造・溶接など先人からの長い歴史を持つ技術や知恵と、先端材料
や材料設計の基礎と応用への考え方を理解する。
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授業計画 |
第1週 材料加工学の概要 材料と素材
第2--3週 構造物の破壊事故と安全 なぜ壊れるのか
第4--6週 鋳造 鋳鉄の歴史 先端鋳造材料
第7--9週 塑性加工 製鉄・日本刀・プレス
第10--12週 溶接 欠陥と破壊力学 非破壊検査
第13週 粉末冶金・セラミックスの製造
第14週 熱処理・表面改質・材料の複合化
第15週 設計と材料加工
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成績評価の方法 |
筆記試験およびレポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
清水寛一郎 改訂 機械製作法概論 日本理工出版会 2600円
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参考書 |
井川・新山他 材料プロセス工学 朝倉書店 3914円(1993)
一谷・那須他 基礎機械工作 産業図書 2200円
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授業の目標・ねらい |
講義の内容は、機械工作実習の一部、工場見学あるいは職場での経験
など具体的・実際的なものが多いが、ビデオなどを通して目に見える
ものとその基礎にある技術をどう捉えるかが重要である。
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