メカトロニクスは、機械工学mechnicsと電子工学electronicsの境界領域に
ある学問である。 これはマイクロプロセッサの出現により急速に発達した
分野で、FA等にみられるように、従来の機械に高度な機能とフレキシビリ
ティを与える中心技術である。
本講義では、主に機械系技術者がマイクロコンピュ−タを構成し機械へ接
続し、機械を制御することを念頭において、その主な要素技術を解説する。
先ず、ディジタル回路の基礎となる知識としての論理式と論理代数、主加法
及び主乗法標準形による論理回路設計法、各種ディジタル回路を説明する。
次に、マイクロコンピュ−タ・ハ−ドウエアについてCPU、メモリ、イン
タフェ−ス及びマシン語プログラミング法について示す。さらに、センサ、
アクチュエ−タと各種運動伝達システムのトルク計算法を説明するとともに、
位置決めサ−ボ、速度制御サ−ボ、その他メカトロニクス応用システムを解
説する。
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