工学部

授業科目名:
機械システム設計及び製図 I
(英語名): Mechanical System Design and Drawing I
対象学年:
3年Bコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義及び演習
担当教官: 高橋 一郎(TAKAHASHI Ichiro)
単位数:
対象学科:機械システム工学科 区分:専門科目・必修 521065

授業概要

 電動ウインチの設計を実習する。すなわち、各自の設計課題について所要 動力の見積から巻胴、歯車、ブレーキ、フレーム、及び各軸の強度計算を行 いながら、JIS規格品の用い方や安全規則の適用法について学ぶ。また、その 設計書に加え全体外形図(組立図)を手書きにより作成する。

授業計画

第1週 設計法概説
第2週 電動ウインチの概要と設計課題
第3週 所要動力の算定とモータの選定
第4週 ワイヤロープの強度計算と選定
第5週 巻胴の設計とワイヤロープの取り付け強度の計算
第6週 歯車減速装置の設計
第7週 帯ブレーキの設計
第8週 ブレーキ軸、クラッチの設計
第9週 つめ車、つめ取り付け軸の設計
第10週 中間軸の強度計算
第11週 部品重量計算とフレーム強度計算
第12週 各部寸法及び強度の確認
第13--15週 組立図の作成

成績評価の方法

 毎週提出する設計書の内容と出席率を重視する。ただし、完成した設計書 及び図面を定められた期日までに提出し受理されることが必要条件。

テキスト

 上田 祐男、機械設計法(8)電動ウインチの設計、パワー社、1,339円(1994.3)

参考書

 日本規格協会、JISハンドブック 鉄鋼、機械要素、ねじ、各6,000円(1993)

履修にあたっての留意点

毎週授業時間内に作成した設計書を提出することが義務づけられ、次週に 内容がチェックされて返却される。それにより、期限内に間違いなく設計書 が完成できるようにする。

授業の目標・ねらい

 機械設計の考え方とその手順、各種強度計算法、およびJISに準拠した製図 法を修得する。

学生へのメッセージ等

 毎週計算結果や作業の進行状況をチェックするとともに、質問には必ず回 答する。授業時間内に進めるようにして自宅に持ち帰ってやらないように。

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