授業科目名：

対象学年：

開講学期：

開講形態：

　計測の方法やそのシステムは科学技術の研究はもちろんのこと生産過程や経営の管理などに不可欠な手法として用いられているが、ここでは機械技術者として必要と思われる計測の基礎理論と各物理量の測定法について講義する。

　第1週　 測定と単位系：測定と単位、基本量と組立量、標準器と原子標準、単位系　
　第2週　 次元：次元と次元式、次元解析とその応用
　第3週　 誤差：測定の誤差、誤差の種類、測定の精度、精度の表わし方　
　第4週　 誤差の取扱い：誤差の統計的取扱い、誤差の伝ぱん、最小自乗法　　
　第5週　 計測系の構成：計測系の構成、伝送、AD変換とDA変換、カウンタ、記録計　
　第6週　 計測系の静特性：感度、直線性、ヒステリシス差　
　第7週　 計測系の動特性：伝達関数、1次おくれ系、2次おくれ系、過渡応答、ステップ応答、周波
　　　　　数応答　
　第8週　 長さの測定：長さの標準、長さの測定における系統的誤差、　
　第9週　 長さの変位の拡大：機械的拡大、光てこによる拡大、光波干渉による拡大、流体的拡大、
　　　　　電気的拡大　
　第10週　ディジタルスケール：光学的パルススケール、モアレじま格子スケールインダクトシン、
　　　　　磁気スケール
　第11週　角度の測定：角度の標準、目盛円板、角度測定機器　
　第12週　回転速度の測定：アナログ方式、計数方式、ストロボスコープ　
　第13週　質量、力の測定：質量と力、力の測定、光弾性　
　第14週　圧力の測定：液柱圧力計、分銅式圧力計、弾性を利用した圧力計、電気的圧力変換器、　
　第15週　温度の測定：温度の標準、液柱温度計、バイメタル温度計、圧力式温度計、熱電対温度計、
　　　　　抵抗温度計、放射を利用した温度計　

　筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。

　土屋 喜一編、計測工学、オーム社、2,060円（1990）

　講義と共に演習を行うので出席状況が成績評価に加味される。