授業概要 |
情報工学を学ぶ上で基本的に知っておいた方が2年生以降役に立つ
と思われる事項について、やさしく講義する。内容は授業計画に示
す通りである。また、1年生のうちからコンピュータに慣れ親しむ
ことを目的として、情報処理センターを使った実習を計画している。
この実習と、講義内容とを合わせて、コンピュータがどのような原
理の下で働き、どのような計算をしているかについての基礎を学ん
で、情報工学の「基礎体力」を養う。また、人工知能、マルチメデ
ィアなど、最先端の研究についても、講義、ビデオなどでその一端
を紹介する。論文の書き方や発表の仕方についても、簡単に解説す
る。
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授業計画 |
第1週 入門、はじめに
第2週 コンピュータの歴史
第3--4週 最先端研究紹介、実習
第5--6週 マルチメディア、実習
第7週 2進法と10進法
第8週 2進法の補数表現
第9週 ミニテスト1
第10週 アルゴリズム
第11週 アーキテクチャとオペレーティングシステム
第12週 情報量
第13週 人工知能
第14週 ミニテスト2、レポート解説
第15週 論文の書き方、発表の仕方
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成績評価の方法 |
2回のミニテスト、レポートの結果を総合し成績を決定する。
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テキスト |
(著者)坂和 正敏、矢野 均、西崎 一郎
(書名)情報科学入門
(出版社)朝倉書店
(価格)2,472円(1995)
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参考書 |
(著者)木下 是雄
(書名)中公新書624 理科系の作文技術
(出版社)中央公論社
(価格)720円(1979)
(著者)杉原 厚吉
(書名)中公新書1216 理科系のための英文作法
(出版社)中央公論社
(価格)680円(1994)
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履修にあたっての留意点 |
この講義は、1年生の半数に対しては前期、残りの半数に対しては
後期に開講され、その内容は同一である。しかしながら、前期に単
位が取れなかった者が後期に受講することはできない。また、実習
はクラス単位(すなわち受講者の約半数)で行う。手順については
講義の際に説明するが、間違えないよう気をつけること。また、講
義の評価は、2回のミニテストと、休み中のレポート課題提出をも
って行い、試験期間中の試験は行わない。
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授業の目標・ねらい |
電子情報工学のうち、特に情報についての基礎を講義し、2年生以
降の「基礎体力」をつけることを目的とする。講義は、なるべく予
備知識を必要としない形の「コンピュータ入門」といった形態で行
う。
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