工学部

授業科目名:
電気回路I
(英語名): Circuit Theory I
対象学年:
2年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 土屋 政光(TUCHIYA Masamitsu)
富川 義朗(TOMIKAWA Yoshirou)
単位数:
対象学科:電子情報工学科 区分:専門科目・選択必修 530035

授業概要

目的:電気回路の基本的な知識を身につけ、実際の問題に使いこなせるようにする。
内容:最も重要な基礎科目の一つである。講義は直流抵抗回路から始まり、基本となる 法則をマスターする。次に、正弦波交流回路に進み、種々の回路素子の性質を理解し、 交流理論で最も重要なインピーダンスの概念を導入する。さらに、電流、電圧を指数 関数形式の複素数で表す方法を学ぶ。この方法により回路の特性を表す微積分方程式を 四則演算の形式で解くことが可能となる。この方式の表現の一つである、ベクトル (フェザー)形式を学び、インピーダンスの様々な表現方法を身につける。最後に、 共振回路や交流ブリッジ回路など、具体的な回路を解く。

授業計画

第1--3週 直流回路の基礎
         (抵抗回路)
第4週 正弦波交流と回路素子  
第5--7週 正弦波交流回路 
第8--9週 正弦波交流の複素表示 
第10週 複素インピーダンス 
第11週 (これまでの講義に関するテスト)
第12--13週 共振回路 
第14週 相互誘導回路 
第15週 ベクトル軌跡 

成績評価の方法

筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。

テキスト

川村雅恭、電気回路、昭晃堂、3,296円

参考書

平山(他)、電気学会大学講座 電気回路論、電気学会、2,900円

履修にあたっての留意点

 この学期から電子情報工学科の専門科目が始まる。電気回路は電磁気学などと共に、 電子情報工学科の学生にとって最も基礎的な科目である。さらに学期が進み、専門が 深まってゆくときに、多くの科目の基礎として、電気回路の基本的知識が要求される ことも多い。講義と並行して演習の講義も行うので、個人的な自習を加えて、知識と しての電気回路にとどまらず、その概念が血肉になるように心して取り組まれたい。

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