工学部

授業科目名:
光情報工学 
(英語名): Optical Information Engineering
対象学年:
3年Aコース
4年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 丹野 直弘(TANNO Naohiro)
単位数:
対象学科:電子情報工学科 区分:専門科目・電子コース推奨 530095

授業概要

 光波の物理的性質を理解し、レーザーを用いたコヒーレントな光学的演算処理法 を用いたアナログ及びディジタル光情報処理法を学び、時系列信号処理によらない 空間並列処理による光コンピューテングの基礎などについての知識を身に付ける。
 はじめに、現代の光情報工学の学問分野と工業製品や産業などについて概説する 。波動光学の基礎である干渉と回折について理解し、結像理論をはじ めフレネル及 びフラウンホーファ回折からフーリエ変換まで学ぶ。さらに、空間フィルタリング 法によるアナログ演算について講義する。
 3次元立体画像記録であるホログラフ ィを学び、その応用などについても講義する。さらに光ヘテロダイン法を理解し、 その応用である光断層画像化について講義する。光並列演算法の基礎的手法を理解 し、ディジタル光情報処理の特徴を講義する。さらに、光コンピューテングの基礎 について講義するとともに、光情報処理に用いられる各種光デバイスについて概説 する。

授業計画

 第 1 週:光情報工学序論
 第 2 週:アナログ光情報処理
 第 3 週:光学の基礎
 第 4 週:干渉と回折
 第5〜6 週:光学変換
 第7〜8週:コヒーレント光学処理
 第 9 週:中間試験
 第10〜11週:ホログラフィ
 第 12 週:光ヘテロダイン断層画像化法
 第 13 週:ディジタル光情報処理
 第 14 週:光コンピューテング
 第 15 週:光情報処理デバイス 

成績評価の方法

筆記試験

テキスト

辻内順平、一岡芳樹、峯本 工、光情報処理、オーム社、3296円

参考書

大津元一、現代 光科学 I、II、朝倉書店、4120円、4326円

履修にあたっての留意点

学習の基礎として、電磁気学、電子物性、情報処理を修得しておくことが望ましい。

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