工学部

授業科目名:
電気回路
(英語名): Basic Circuit Theory
対象学年:
2年Aコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 神戸 士郎(KAMBE Shiro)
単位数:
対象学科:電子情報工学科 区分:専門科目・選択必修(情報系) 530220

授業概要

 電気・電子機器、信号処理、制御、生体等の勉強に欠かせない基礎知識の一つに電気回 路がある。抵抗R、キャパシタC、インダクタLからなる簡単な回路をもとに、回路方程 式の作り方、時間応答の計算方法、正弦波定常状態の複素数解析を学ぶ。
 始めに、微分、積分、定係数線形微分方程式の解き方を復習する。回路素子−R、C、 Lと電流、電圧、電力の関係を調べる。次にキルヒホッフの電流、電圧法則を示し、R、 C、Lそれぞれの直、並列回路の性質を示す。さらに、RL、RC1次回路のステップ 応答、正弦波応答を求める。特に正弦波応答の振幅、位相が、R、L、Cと周波数で決 まることを示す。これをRLC直、並列2次回路に拡張する。ラプラス変換による回路 方程式の解き方も学ぶ。

授業計画

 第1週 微分、積分の復習
 第2週 キルヒホッフの法則
 第3--4週 回路素子 R、L、Cの性質
 第5週 回路方程式
 第7--8週 回路における諸定理
 第9--10週 1階微分方程式で表わされる回路
 第11--12週 2階微分方程式で表わされる回路
 第13週 ラプラス変換
 第14--15週 インピーダンスとアドミタンス

成績評価の方法

筆記試験および演習、レポートの結果を総合し成績を決定する。

テキスト

 森真作、電気回路ノート、コロナ社、2,472円(1995)

参考書

履修にあたっての留意点

 物理数学入門を履修していることが望ましい。
 数学の基礎的な知識も要求されるので、微分・積分の復習をしておくこと。

授業の目標・ねらい

 電気回路の基礎的な知識を習得する。

学生へのメッセージ等

 情報系の学生でも、基本的な電気回路の知識は重要である。 電気回路の基本をわかりやすく講義するので、積極的に講義に参加して欲しい。

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