授業概要 |
パターン認識は、○○認識と呼ばれる分野(音声認識、話者認識、文字認識、筆者
識別、画像認識、物体認識等)、自動○○と呼ばれる分野(自動診断、自動計測、自
動検査、自動選別、自動同定、自動案内等)、ゲームプログラムの分野(チェスプロ
グラム、将棋プログラム、囲碁プログラム等)などが関連する基本要素技術である.
これらの分野に共通する基本的な知識や手法を体系的に講義する.
講義は、・パターン認識とは、・パターン認識の過程、・パターンの識別、・パタ
ーンの特徴抽出、の4つの章からなる.1〜2章では、パターン認識に関する全般的・
基本的な事項や処理の流れを説明する.3章では、パターン認識の代表的な識別法と
して、識別関数、ニューラルネット、ベイズ決定規則、最近傍法を説明する.音声認
識等でよく用いられるDPマッチングやHMM(隠れマルコフモデル)についても紹
介する.4章では、パターンの特徴抽出に関連する手法として、クラスタリング、ベ
クトル量子化、主成分分析、重判別分析を説明する.
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授業計画 |
第 1週 パターン認識とは
第 2週 パターン認識の過程
第 3週 識別関数
第 4週 ニューラルネット
第 5週 (同上)
第 6週 ベイズ決定規則
第 7週 正規分布パターンのベイズ決定規則
第 8週 (同上)
第 9週 最近傍法
第10週 クラスタリング
第11週 ベクトル量子化
第12週 主成分分析
第13週 重判別分析
第14週 DPマッチング
第15週 HMM(隠れマルコフモデル)
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成績評価の方法 |
筆記試験
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テキスト |
鳥脇純一郎、認識工学、コロナ社、2781円(1993)
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参考書 |
森健一監修、パターン認識、電子情報通信学会、2900円(1988)
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履修にあたっての留意点 |
確率統計学、応用確率論、情報理論、信号処理、画像工学の科目を履修しておくこ
とが望ましい.
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