授業概要 |
電磁気学Iで学んだ内容を基に様々な電磁現象について考える。さらに、マクス
ウェルの方程式を基に電磁波の振る舞いについて学ぶ。テキストは電磁気学Iで
使用した「電磁気学ノート」の第III部と第IV部を使用する。前半(第III部)
ではエネルギー、力、運動、電力などに関連した一連の電磁現象を扱う。
後半(第IV部)では波動、ポテンシャルなどについて物理現象と深い関連を
持つ偏微分方程式を利用した考え方を学ぶ。前半終了後には中間試験を行う。
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授業計画 |
第1週 講義の進め方の説明とベクトル解析の復習
第2〜3週 エネルギー
第4週 エネルギーと力
第5週 運動と電磁界
第6週 力と運動の電磁現象
第7週 ポインティングベクトル
第8週 中間試験
第9〜10週 ラプラスの方程式
第11週 電磁波(真空中の電磁界)
第12週 電磁波(平面波の反射と透過)
第13週 電磁波(反射角と屈折角)
第14〜15週 導体内の電磁界
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成績評価の方法 |
筆記試験
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テキスト |
藤田広一 電磁気学ノート コロナ社 2575円
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参考書 |
藤田広一・野口晃 電磁気学演習ノート コロナ社 2575円
Joseph A. Edminister著 村崎憲雄・飽本一裕共訳 電磁気学 (マグロウヒル大学演
習) 2400円
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履修にあたっての留意点 |
1.電磁気学Iを習得しておくことが望ましい。
2.電磁気学Iを未履修の学生は、
電磁気学Iの範囲を自習した後に授業に参加するとが望ましい。
3.ベクトル解析の知識を必要とするので、事前にテキストに目を通し必要な
ベクトルの演算を理解した上で講義に出席することが望ましい。
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授業の目標・ねらい |
エネルギー、力、運動、電力などに関連した一連の電磁現象とベクトルポテンシャル
や電磁波の性質を理解すること。
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学生へのメッセージ等 |
電磁気学では物理現象を表すために数学的な記述(特にベクトル解析)が多く使用さ
れている。そのため、講義に出席するだけでは全てを理解することが難しいので、講
義以外にも各自学習することを希望する。
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