工学部

授業科目名:
電磁気学II
(英語名): Electromagnetics II
対象学年:
2年Bコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 平田 拓(HIRATA Hiroshi)
単位数:
対象学科:電子情報工学科 区分:専門科目・応用電子工学・応用情報工学専修コース推奨 531005

授業概要

電磁気学Iで学んだ内容を基に様々な電磁現象について考える。さらに、マクス ウェルの方程式を基に電磁波の振る舞いについて学ぶ。テキストは電磁気学Iで 使用した「電磁気学ノート」の第III部と第IV部を使用する。前半(第III部) ではエネルギー、力、運動、電力などに関連した一連の電磁現象を扱う。 後半(第IV部)では波動、ポテンシャルなどについて物理現象と深い関連を 持つ偏微分方程式を利用した考え方を学ぶ。前半終了後には中間試験を行う。

授業計画

第1週 講義の進め方の説明とベクトル解析の復習
第2〜3週 エネルギー
第4週 エネルギーと力
第5週 運動と電磁界
第6週 力と運動の電磁現象
第7週 ポインティングベクトル
第8週 中間試験
第9〜10週 ラプラスの方程式
第11週 電磁波(真空中の電磁界)
第12週 電磁波(平面波の反射と透過)
第13週 電磁波(反射角と屈折角)
第14〜15週 導体内の電磁界

成績評価の方法

筆記試験

テキスト

藤田広一 電磁気学ノート コロナ社 2575円

参考書

藤田広一・野口晃 電磁気学演習ノート コロナ社 2575円
Joseph A. Edminister著 村崎憲雄・飽本一裕共訳 電磁気学 (マグロウヒル大学演 習) 2400円

履修にあたっての留意点

1.電磁気学Iを習得しておくことが望ましい。
2.電磁気学Iを未履修の学生は、 電磁気学Iの範囲を自習した後に授業に参加するとが望ましい。
3.ベクトル解析の知識を必要とするので、事前にテキストに目を通し必要な ベクトルの演算を理解した上で講義に出席することが望ましい。

授業の目標・ねらい

エネルギー、力、運動、電力などに関連した一連の電磁現象とベクトルポテンシャル や電磁波の性質を理解すること。

学生へのメッセージ等

電磁気学では物理現象を表すために数学的な記述(特にベクトル解析)が多く使用さ れている。そのため、講義に出席するだけでは全てを理解することが難しいので、講 義以外にも各自学習することを希望する。

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