工学部

授業科目名:
エネルギー変換
(英語名): Energy Conversion
対象学年:
3年Bコース
開講学期:
前期
開講形態:
講義
担当教官: 東山 禎夫(HIGASHIYAMA Yoshio)
単位数:
対象学科:電子情報工学科 区分:専門科目・応用電子コース推奨 531020

授業概要

 電力の発生から利用に至るまで多くの電気機械が動いている。ここでは機械エネル ギーを電気エネルギーに、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する装置の原理と 動きを理解する。また、変換器あるいはインバータは電気エネルギーの形態を異なる 電圧・電流あるいは周波数に変換するもので、電気−電気エネルギー変換装置であり 、これらの動きについても理解する。
 原理や動きを理解するためにここで取り上げる直流機、変圧器、同期機、誘導機を 等価回路でとらえ、これらの間の類似点を容易に理解できるようにする。

授業計画

第1週   メカトロニクスと電動機
第2週   直流電動機の原理
第3週   直流電動機の特性
第4週   直流電動機とパワーエレクトロニクス
第5週   コイルのインダクタンス
第6週   変圧器の構造および等価回路
第7週   変圧器の特性
第8週   中間テスト
第9週   回転磁界と同期機の基礎
第10週  同期機の等価回路
第11週  同期電動機のベクトル図
第12週  誘導電動機の原理
第13週  誘導電動機の等価回路
第14週  誘導機の特性
第15週  誘導機とパワーエレクトロニクス

成績評価の方法

2回の筆記試験の合計点で評価する。100点以上で合格とする。

テキスト

(著者)松井信行 (書名)電気機器 (出版社)森北出版(価格)2400円

参考書

(著者)宮入庄太 (書名)大学講義最新電気機器学(出版社)丸善(価格)1900円

履修にあたっての留意点

電気回路I、II、電磁気学I、II、電子回路I、半導体工学を基礎として講義を進める 。回路では特に回路方程式、三相交流を、電磁気学ではファラデーの電磁誘導の法則 を理解していることが必要になる。

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