授業概要 |
電力の発生から利用に至るまで多くの電気機械が動いている。ここでは機械エネル
ギーを電気エネルギーに、電気エネルギーを機械エネルギーに変換する装置の原理と
動きを理解する。また、変換器あるいはインバータは電気エネルギーの形態を異なる
電圧・電流あるいは周波数に変換するもので、電気−電気エネルギー変換装置であり
、これらの動きについても理解する。
原理や動きを理解するためにここで取り上げる直流機、変圧器、同期機、誘導機を
等価回路でとらえ、これらの間の類似点を容易に理解できるようにする。
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授業計画 |
第1週 メカトロニクスと電動機
第2週 直流電動機の原理
第3週 直流電動機の特性
第4週 直流電動機とパワーエレクトロニクス
第5週 コイルのインダクタンス
第6週 変圧器の構造および等価回路
第7週 変圧器の特性
第8週 中間テスト
第9週 回転磁界と同期機の基礎
第10週 同期機の等価回路
第11週 同期電動機のベクトル図
第12週 誘導電動機の原理
第13週 誘導電動機の等価回路
第14週 誘導機の特性
第15週 誘導機とパワーエレクトロニクス
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成績評価の方法 |
2回の筆記試験の合計点で評価する。100点以上で合格とする。
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テキスト |
(著者)松井信行 (書名)電気機器 (出版社)森北出版(価格)2400円
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参考書 |
(著者)宮入庄太 (書名)大学講義最新電気機器学(出版社)丸善(価格)1900円
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履修にあたっての留意点 |
電気回路I、II、電磁気学I、II、電子回路I、半導体工学を基礎として講義を進める
。回路では特に回路方程式、三相交流を、電磁気学ではファラデーの電磁誘導の法則
を理解していることが必要になる。
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