工学部

授業科目名:
電気回路II
(英語名): Circuit Theory II
対象学年:
2年Bコース
開講学期:
後期
開講形態:
講義
担当教官: 八塚 京子 (YATSUZUKA Kyoko)
単位数:
対象学科:電子情報工学科 区分:専門科目・応用電子,応用情報推奨 531030

授業概要

 抵抗インダクタ、キャパシタから成る電気回路が与えられたとき、各部の電圧、電 流など回路の性質を調べるための電気回路の基本となる定理および回路の解析方法を 学ばせる。キルヒホッフの法則に基づき任意の回路について網目方程式、節点方程式 を立てることができるようにし、実際に定常状態の回路の応答を調べる。また、重ね 合わせの理、相反定理、電圧源と電流源の変換、回路の整合などの線形回路の性質を 調べる。次に伝送回路、電力線路などで用いる二端子網の表現法について学び、最後 にエネルギー変換、電力工学の基礎となる三相回路の考え方を学ぶ。

授業計画

 1. キルヒホッフの法則
 2. 節点方程式
 3. グラフ、木、網目方程式
 4. 重ね合わせの理、等価電源の定理
 5. 補償と定理、相反定理
 6. 回路の双対性、供給電力最大の法則
 7. 中間テスト
 8. 二端子対網、インピーダンス行列、アドミタンス行列
 9. 継続行列
 10. 三相電源
 11. 対称三相回路
 12. 非対称三相回路 
 13. 三相交流回路の電力
 14. 回転磁界

成績評価の方法

 

テキスト

 川村雅恭、電気回路、昭晃堂、3296円

参考書

 榊 米一郎・大野克郎・尾崎 弘、大学課程電気回路 I 第2版、オーム社、2370円

履修にあたっての留意点

 カリキュラム上は必修科目ではないが電子系の学生にとっては電気回路Iと同様に 大切な基礎科目である。教科書として電気回路Iで使用したものの後半を使用する。 「電気回路演習」を履修することにより回路理論に対する理解が深まる。

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